忍者ブログ
  • 2024.10
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 2024.12
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【2024/11/23 20:23 】 |
喰らい尽くせ
さて、今回の小説。
眠いときに書いたんで

マジ意味わかんない。
何これ。ばかじゃないの?

という感じ。

そんなんでも「しょうがねえなみてやんよ」
って方のみどうぞ



森にて…。


「グルルルル…」


87d873ff.jpg


飢えていた。
彼は一週間近く何も食べていなかった。
口の端からよだれを垂らし、目は血走り、腹は大きな音を立てていた。

「ヴヴゥ…」

なんでもいい。なんでもいい。食べられるものならなんでもいい。
彼の目はそう訴えている。

グゥグゥと鳴る大きな腹を押さえていた。
最初に目に入ったのは、遊んでいるのだろうか、小さなコラッタとビッパだった。
すばやく駆け寄り、首を掴んだ。

「ぎゅっ!?」
「ぐえっ!!」

じいっとそれを見つめた後、ヒョイと口に放り込み飲み下した。
腹の中でもがき続ける二匹を無視し、次々と獲物を放り込んでいく。

皆が皆似たような悲鳴をあげながら、バンギラスの腹へ収まっていく。

獲物たちは最初は大暴れし、少しずつおとなしくなり、動かなくなっていった。

「げふぅっ…」
彼…バンギラスがゲップをする頃には、森は耳が痛くなるほど静まり返っていた。
なんの音も、なんの気配もしない。

「はぁ…」
罪の意識は特に無い。
腹が減ったから食った、という感じで。

――――――

何時間か過ぎた。
バンギラスは、昼寝をし、まったりとしていた。

「…?」
不意に、気配を感じた。
今までの獲物とは明らかに違う、明確な殺意を持った何かだ。

「…誰だ」
答えはない。

「…誰だといって…」
そこまで言ったとき、太い水の柱のような物が体に叩きつけられた。
バンギラスの巨体が軽々と吹っ飛び、樹木にぶつかって止まった。

効果は抜群だ。
「(思ってたより体力の消費が激しいな…」
冷静になり、先ほどの攻撃を考えると、今の水の柱はアクアテールだという結論に達した。

アクアテールというのは尻尾などに水をまとわせて、それを標的にぶつける技である。
あれだけふとければ、その尻尾の持ち主は恐ろしく強大である。

「チッ…なにもんだ…」

そうつぶやくと、今度は…

「!!」

ドドン!と音を立てて雷が落ちた。とっさに回避する。
その上には小さな雷雲。

「次はかみなり…」

一瞬、ボウッと音がしたかと思うと、いきなり目の前が燃え上がる。
否、自分の周りが炎上した。

「ぐああああっ!」
だいもんじだ。

正体のわからぬ相手にボコボコにされてしまった。

「…クソォッ…」

そこで気絶してしまった。

……………。

「…ねぇ」
不意に子供のような声がした。
「ねえったら」
しつこく呼びかける。
「おきてるよねぇ?」
ようやくそこで自分を呼びかけてるのに気付くバンギラス。

「…?」
カイリューがこちらを見ていた。
自分の体を確認すると、堅い鎧のような皮膚がところどころひび割れ、血が流れている。

「どういう…?」
「あ、君ね、僕に倒されたの」

「!?」
思わず飛び起きる。
そして体に激痛。

「お前がか!?」
大声で聞く。

「うん!…だって君、眠そうな顔してたしすっごい弱ってたし」

「そうか…?」
自分でも、かなり弱っている気がしていた。

「…ていうか、キミさぁ、逮捕命令でてるんだよ?」
「だって、あの森にいるポケモンをぜーんぶ食べたんでしょ?すっごいねぇ。」

「全部…?全部!?」
驚いた。
通りでまったく森に音が無かったのだ。

「だけどさ、ウチの組織は君が気に入ったみたいなんだ。あと、ボクも」
「…意味がわからん…」

「だからさ、ボクのチームに配属されたからキミ、後輩ね」
「はぁっ!?」


なぜか、彼はカイリューの部下になってしまったようだ。

拍手[1回]

PR
【2011/02/12 01:22 】 | 小説のごった煮 | 有り難いご意見(1) | トラックバック()
<<ある種の伏線? | ホーム | 近況報告>>
有り難いご意見
またまたお久しぶりです!
おおお!!
これは続きが気になる!
そして 森のポケモンを全て食べてしまったにもかかわらず
罪悪感を感じないバンギラスさんも かっこいい!
流石です!

組織・・・というと
ボクの小説の海神のあれみたいな?(違う違う

続き楽しみにしてます!
【2011/02/13 22:32】| | 闇銀 #9a6349ccd2 [ 編集 ]


貴重なご意見の投稿














虎カムバック
トラックバックURL

<<前ページ | ホーム | 次ページ>>